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平素より大変お世話になっております。

営業の岡崎です。

先週末、本社で大規模な模様替えがありました。

机や棚や複合機をあちらへこちらへ、とても使いやすいオフィスになりました。

これを機会に大掃除もして、心機一転頑張ります!

さて、今週のテーマも先週に引き続き「UPS(無停電電源装置)」です。

今回は第2回「たくさんあるオフィス機器、何を優先して繋ぐ?」をご紹介します。

UPSを優先して繋ぐべき機械

前回の記事からコンセントで繋がっている身の回りのすべての電子機器をすべて

UPSに繋ぐことができれば安心、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが

UPSの容量やUPSへの接続が推奨されない機器もあるため

PCまわりの機器に限定し、何を優先して接続すべきかご紹介します。

①記憶媒体

UPSで保護する優先順位が最も高いのはストレージ系の機器、

つまりデスクトップPC外付けHDD、およびNASです。

いきなり電源が断たれることで記憶領域の損傷を受ける可能性が高く、

企業にとっては取り返しのつかない事故を招く危険があるからです。

ハードウェアの価格帯からも、保護する優先順位は高いといえるでしょう。

②LANのハブ

次に優先すべきなのは、LANのハブです。

NAS上のデータをPCで読み書きしている場合は、

たとえPCとNASが動作していても、ハブもUPSに繋いでおかなければ

ネットワークの経路が遮断されデータ保存ができなくなってしまいます。

ハブそのものは、ストレージ系の製品に比べると突然の停電で

壊れる可能性は低い機器ではありますが、ネットワーク越しで

データをやりとりしている場合はUPSに接続する優先度は高いです。

③ルータ

ルータもまた、重要度が高い機器です。

停電時には外部ネットワークに接続しなかったとしても、

DHCPで社内のIPアドレスを管理しているのであれば、ルータを

止めてしまうのは危険です。

特に、ルータの先にNASを接続しているようなケースでは接続の

優先度は跳ね上がります。

先述のハブもこちらのルータも、

・コンセントの口を専有すること

・PCから離れて置かれることが多いこと

の2点から、配線をどうするか考慮する必要があります。

④PCのディスプレイ

ファイルを保存してデスクトップPCをシャットダウンさせるためには、

当たり前のことですがディスプレイにも電源を供給する必要があります。

しかし、

・ソフトウェアで自動シャットダウンの仕組みが構築されている場合

・ネットワークが生きていてノートPC等からリモートで操作できる場合

等の場合は優先順位はあまり高くないでしょう。

以上から、UPSの一番の目的である

「UPSで持ちこたえている間にファイルを保存する」

という動作を実行する機器を優先的に接続した方がいいということを

わかっていただけたと思います。

しかし、機器の仕様上、接続を避けなければいけない機器も存在します。

次回は第3回「UPSに繋いではいけない機器」をご紹介します。